マンダレー・ダジャン
意識が朦朧とするような暑さが連日続くヤンゴンの4月、水掛け祭を控えて、ヤンゴンは慌しくなってきた。帰郷の準備をする人、新年の為に服を
新調する人、水掛け用の水鉄砲やグッズを売るお店が出たり、バーゲンを始めている。皆、そわそわして仕事に身が入らない。水掛け祭を待ちきれ
ない感じ。その水掛け祭はマンダレーが一番といわれているが、そういえば、これまでヤンゴンでしか見たことがないので、今年はマンダレーで水掛
祭りを過ごすことにした。「水掛け祭りはマンダレーがイイよ!」「マンダレーが最高だよ」とよく耳にするが、果たして… 期待を持って深夜バスに乗り
込んだ。
お祭りの前日にマンダレーに着くとヤンゴンをはじめミャンマー国中だけでなく、お隣の中国、海外からも見物に来た人が大勢いて、街はお祭りを
控えて静かだけど、高揚した雰囲気に包まれていた。これは嵐の前の静けさだったけど(笑)お店も早めに切り上げるところが多い。明日はいよいよ
水掛祭りだ。 
いよいよ水掛け祭当日、ホテルの部屋を出るといきなり従業員にザ
バッと水を掛けられて、面食らった。まさかホテルのなかで… ビックリ
したけど、従業員の笑顔をみるとなんだか心がほぐれた。ホテルは水
浸しだけど、オーナーも笑顔だ。朝から無礼講のスイッチがONになっ
てる。 今回は友人のバイクに乗せてもらい街中を周遊してみた。午前
なのに、街中はもう貸切のジープやトラックで大渋滞。王宮周辺、特に
お堀の南側は大きいマンタ(水掛け舞台)がズラ~と並んでおり、皆そ
の前を通ろうと我先に突っ込んでいる。それにしても凄い雑踏。ギッチ
リ詰まった車の間を2、3人乗りのバイクが入り込んだりして、もう無茶
苦茶。耐え切れないので、友人の紹介でマンタに上がらせてもらった。
マンタにはDJブース付のがあったり、民族舞踊を披露するのがあ
ったり、バラエティーたくさん。僕が上がったマンタはステージがあって、かなり有名な歌手達が出演を控えていた。テレビで見かける歌手が真横。と
いっても、実はあまり知らなくて、この娘メチャクチャ可愛いな~と思って友人に聞くと「アンタ知らないのかっ?」って驚かれたけど。
マンタには放水用のホースが数百本設置されていて、前を通る車に放水するわけだか、結構水圧が強い。僕は消防用の特大ホースで放水したけ
ど、これはハッキリいって危険~荷台の人が本当に吹っ飛ぶくらい。
それでも、若者ははじけるようにトラックの荷台で水を浴びて踊り狂
っている。1年間の鬱憤が爆発してる感じでちょっと怖いかも。よくみ
ると、ウィスキーやラムをガブ飲みしている。う~ん、ますます危険だ
と思っていると、案の定マンタの下でケンカが始まった。実際、マンタ
の真下はかなりエキサイティングなので、女性は行かないとのこと。
痴漢に囲まれることもあるようだ
…そりゃ嫌だよね。
でも、せっかくだし、マンタの下にいってみることに… やっぱり上か
ら見るのと体験するのとでは全然違った。まず、放水の水圧が強烈
。頭をドツかれてるみたいだ。それでも周りはエキサイトしたお兄さん
、おっちゃんが、周囲を気にせず豪快に踊りまくるから衝突しまくり。
そりゃケンカにもなるよ~と、とにかく興奮状態だけど、なんだか爽快感もあってスッキリした。
それしても、こちらでは水掛けというよりか、水で殴るといった方がいいくらい、思いっきり水をぶっ掛けてくる。本来の目的である「お清め」というより
は穢れをブッ飛ばすといった方がいいかも(笑) 
結局、4日間、毎日のように大フィーバー、むしろますます激しくなっ
ていく。ヤンゴンと異なり、マンタの場所が都心に集中しているので、
それだけ規模が大きく、賑やか感じるし、盛り上がり方も尋常じゃな
い。やはりマンダレーダジャンは最高!だった。
だが、そんな激しい4日間終えて、新年を迎えるとそれまでの喧騒が
嘘のような平穏。実に清々しい朝である。やっぱり、水気祭りは1年
間のお清めなんだなぁと感じた。
PEACE SMILE LAND TRAVELS & TOURS CO., LTD.
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